RaspberryPiをクロスLANでSSH接続
こんにちは。
RaspberryPiをクロスLANで接続する方法を書きます。
クロスLANで接続するメリットといえば・・・
・外出先でもノートパソコンとケーブル(と電源)があればRaspberryPiを弄れる。
・ネットワーク機器が必要ない
決め手にかけるメリットですね。。。
クロスLANケーブルとは
LANケーブル内のケーブルの送信同士が衝突しないように文字通り内部で「クロス」させたケーブルです。
クロスさせたおかげで機器間のデータの送受信が可能になります。
普段自分たちが使っているケーブルはストレートケーブルと言います。
自分が使ってるのはこれです。

LANケーブル クロス 1M ライトブルー CAT5E対応 CBC5EX-010-BL 簡易パッケージ タローズ
- 出版社/メーカー: タローズ株式会社
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
最近のMacBookにはLANポートがついてないので、別途USBEthernetコネクタも買わなくてはいけません・・・

Apple USB Ethernet アダプタ MC704ZM/A
- 出版社/メーカー: アップル
- 発売日: 2010/10/22
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログ (2件) を見る
固定IPアドレスの設定方法
RaspberryPiで以下のコマンドを入力してください。
$ cd /etc/network
$ sudo nano interfaces
で、以下の記述を
こうします
※192.168.0.10の部分は192.168.0.0〜192.168.0.255の他のデバイスと重複しない任意の数値で大丈夫です。
現在どのアドレスが使用中か調べるにはifconfigコマンドを利用してください。
これで固定IPアドレスが指定されました。
sshコマンドをお手持ちのPCで入力します。
$ ssh pi@192.168.0.10 password:(初期設定だとraspberryです)
無事に直結できました!
モニターを持っていない方のために
固定IPアドレスを設定する方法だとモニターとキーボードを持っていなければできません。
モニターを持っていない方もいると思いますのでモニターなしでRaspberryPiにSSH接続する方法も書いておきます。
まずすべきは接続されたRaspberryPiのIPアドレスを知る事です。
pingの繰り返しが有用そうなので書きます。
シェルスクリプトにはC言語などと同じfor文が用意されています。構文は以下です
$ for 変数名 in 代入する値 >do >処理 >done
この構文にそって192.168.0.0〜192.168.0.255にpingを送って応答したホスト(少なくとも自分と合わせて2つ)のどれかが接続してあるRaspberryPiのIPアドレスになります。コマンドは以下です。
$for i in `jot 255 0` >do >ping -c 3 192.168.0.$i >done
jotコマンドは、指定した範囲の数値を代入するコマンドです。
pingは動作の停止に一回一回Ctr+cを押さなければいけないのが少々煩わしいですが、入力を延々と繰り返すよりはよっぽどマシです。
あと、実行して思ったのですが、jotの中身を0〜10、11〜20というように区切ってやらないとループの終了がめんどくさくなります。
これでいくつか反応したIPアドレスをメモしておいてあとからssh接続して通ればそいつがRaspberryPiということになります。一度入ったらさっさと固定IPにした方がいいです。
もっと良いシェルスクリプトがあると思いますが、とっさに思いついた方法です。